[ 2013-06-25 09:44 ]
梅雨真っ直中で湿度の高い今日、またこれから迎える夏本番に向けて熱中症対策が重要になってきます。暑いからといって、エアコンに頼ってばかりいると暑熱耐性が低下し、熱に弱い体になります。今夏は節電対策も必要ですし・・・・。
しかし、人の生理学的限界があることも事実です。そもそも、熱中症とは?
1.熱中症は、熱に中(あた)ることです。即ち、暑熱により体の熱処理機能が、正常に働かなくなった状態です。最初は、頭がボーッとする。喉が渇くといった状態から、最悪の場合、高熱により脳細胞が、障害を受けて意識障害になったりすることがあります。
2.気温が高くなると、活発な発汗が起こり、脱水症状となります。湿度が高いと汗は、放散しないのでうつ熱状態となり、体温上昇が起こります。
3.体温が高くなり、発汗が起こり、放熱のため末梢血管が拡張すると、顔が紅く火照る。
4.水分は、ただ取ればいいというものではなく、その組成にも十分な配慮が必要です。スポーツ飲料など、NaとKが、含有されている物やビタミンB1 の補給が必要です。必要なミネラルやビタミンB1の含まれていない水分を過剰に摂取すると、血液濃度が、薄くなり過ぎて相対的ビタミンB1欠乏や低カリウム血漿になる可能性もあります。
5.特に、糖尿病、高脂血症、多血症、腎疾患及び脳や心臓に動脈硬化のある人などは、注意が必要です。
6.睡眠不足や深酒は、体調不良のもととなります。
十分な対策をして、暑い夏を乗り切りましょう!!
[ 2013-02-01 17:59 ]
予防策;
1)花粉情報に注意し、花粉の多い時には、外出を控えるか、花粉防止用マスクだけ
でなく花粉保護眼鏡も付ける。
2)衣服は、表面が平滑な花粉の付着しにくいものにする。
3)帰宅したら、玄関先で衣服や頭髪についた花粉を払い落とす。
4)帰宅後は、手指・洗顔・うがいを丁寧に行い、鼻腔を生理食塩水でよく洗う。
5)過度のストレス・過労を避け、十分な睡眠を(出来れば8時間取る)ことが望ま
しいです。
6)アルコールは、血管を拡張するので症状を悪化させるので注意。
7)喫煙は、鼻の粘膜を傷め花粉の影響を受けやすくします。
8)バランスの良い食事、特にビタミン、ミネラルなどの摂取に留意し、刺激物は、
避けて下さい。
9)洗濯物の取り込み等には、良く払い落したり、特に、症状が、酷い人がいる家
庭では、アレルクリンスプレー等で固形化したりして飛散を防ぐのもよいでしょ
う。
以上、少しでも花粉症の予防にお役に立てれば嬉しく思います。
[ 2012-08-02 12:17 ]
夏バテは、真夏の暑気・熱気にあたることで身体が疲れ、体調を壊すと見られる症状、または、心身の状態と考えられます。
〈症状〉 身体がだるく、疲労感が強い。集中力がなく、やる気がでない。食欲がなく、下痢や便秘をする。微熱があったり、不眠、頭痛やめまいを伴ったりすることもある。夏バテではないが、熱さにより、熱中症、食中毒、脳卒中、心筋梗塞、腎結石、及び脚気などを引き起こすことがあるので、注意が必要です。
(予防〉
1.可能な限り身体を夏の温度に慣らす。
2.早寝早起きをする。睡眠は、普段より多めに取る。
3.エアコンを使用するときには、出来るだけ設定温度を27度以上とする。
夜間は、28度とする。気温が、28度を下回ると自動的にエアコンは、停止する。
4.水分補給は、ミネラル及びビタミン類を含むものとする。
5.水分の温度は、出来るだけ常温とする。
6.食欲がない時は、VB群およびVCを積極的に摂取する。
7.壁・窓ガラスをよく拭く、ふいた雑巾が、黒くなるようであれば、カビの胞子が、
形成され始めている可能性もある。
8.カーテン類には、カビが付いているので、胞子を形成する前に、よく洗っておく。
9.食事は、あっさりしたものを避け、肉類や緑黄色野菜などを多く摂るよう心がけ
る。
エアコンを使用するこの時期は、部屋が乾燥しすぎて、カーテンや壁・ガラスに付着したカビは、生育条件が悪くなったことを感知し、胞子を作りそれを飛ばします。大量の胞子が舞い散ると、喘息や夏型過敏性肺臓炎の原因などとなりかねません。
また部屋を冷やし過ぎると、体温が下がり、寝冷えや肩こり、または自律神経の障害を引き起こします。体調が悪くなると、感冒、口内炎、帯状疱疹、胃腸炎などの日和見感染を誘発します。体調管理にはご注意下さい。
[ 2012-02-09 09:22 ]
地下水を浄水・膜ろ過し飲料水を確保する“地下水膜ろ過システム”を設置いたしました。
災害等で電気・ガス・水道などのライフラインが絶たれますと病院は機能不全に陥り、使命を果たせなくなることが危惧されていました。そこで、災害時の水確保の為に、災害に強い地下水膜ろ過システムを導入致しました。
このシステムで精製された水を、災害等で水道ライフラインが破断し水の供給が途絶えた時に、地域の皆様に無償で供給する給水場として開放することで少しでも地域の皆様に恩返しができればと、この度、日田市と“災害時における水の供給に関する協定書”を結びました。
これからも日田中央病院は、病院理念にもあります地域社会への貢献を念頭に、安心できる医療を提供するとともに、どんな時でも地域住民の皆様のために力が発揮出来る病院を目指して、職員一丸となり努力を重ねて参ります。